パイプドビッツとのれんは6月13日、情報資産プラットフォーム「スパイラル」と商用・パッケージ型ソフトウェアCMS「NOREN Content Server(NOREN)」が、連携ソリューションの提供を開始したと発表した。これにより、安定性と高いセキュリティを兼ね備えた会員サイトの構築が可能となる。

「スパイラル」は、官公庁、金融、サービス、教育機関など、幅広い業種・業態で利用されている情報資産プラットフォーム。販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、さまざまな重要情報資産をセキュアなプラットフォームで管理している。

「NOREN」は、安定性や強固なセキュリティに加え、外部システムとの連携を実現するAPIも用意するCMS。マーケティング・ツールなど時代に合わせて求められる機能ともシンプルかつ容易に連携でき、デジタルマーケティング基盤としての高い運用効率とコスト・パフォーマンスを実現するという。

昨今、CMSで構築したWebサイトの脆弱性を狙った攻撃は後を絶たず、不正アクセスによるサイト改ざんや情報漏洩のニュースが連日伝えられている。企業では、日々進化する新手の攻撃に備え、Webサイトの速やかな脆弱性対策が求められているという。

今回の連携ソリューションでは、ログイン認証に必要な会員情報は「スパイラル」で厳重に管理し、各種Webコンテンツは「NOREN」で管理することで、安定かつハイ・パフォーマンスのコンテンツ配信と、会員サイト運用を実現する。さらに、特定のページは、ログイン済みのユーザーのみに閲覧を制限したり、ログイン認証を受けた後も会員別に許可されたページのみを表示させることが可能だ。