東北大学発ベンチャーのTBAは、養殖エビの感染症を遺伝子検査で早期に発見できるキットを開発すると発表した。

今回の開発は、TBAが東京海洋大学と共同で行うもので、東北大学医工学研究科の川瀬三雄教授らが開発した技術がベースとなる。開発されるキットは、東南アジアで流行しているエビ感染症EMS(早期死亡症候群)などの3~4種類の感染ウィルスを養殖現場で検査できるもので、感染を早期に発見することで、感染症拡大を未然に防ぐことを目的としている。

また、TBAはデング熱の検査キットなども製造しており、遺伝子検査技術を養殖場の現場に生かすことになるということだ。