アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは8日、新モデル「ウラカン・ペルフォルマンテ」のジャパン・ローンチを都内で開催した。パフォーマンスに特化し、サーキットでのスポーティな走りと公道での魅力的かつダイナミックな走りをバランス良く兼ね備えたスーパースポーツカーとのこと。日本での価格は3,163万8,800円(税別)となる。

ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」(※写真全51枚)

「ウラカン・ペルフォルマンテ」は今年3月のジュネーブモーターショーで世界初公開された。これに先立ち、昨年10月にはドイツ・ニュルブルクリンクのノルトシュライフェにて、量産車として史上最速のラップタイム「6:52.01」(6分52秒01)を記録。5.2リッターV10自然吸気エンジンを搭載し、最大出力470kW(640hp)/8,000rpm、最大トルク600Nm/6,500rpmを発揮。0-100km/h加速は2.9秒、トップスピードは325km/hに達する。

ボディはアルミニウムの他に、ランボルギーニが特許を取得した素材「フォージドコンポジット」を広範囲に使用。最適な剛性はそのままに、車体の総重量を40kg削減している。シャーシの設定を改良したほか、エアロダイナミクスも向上。「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ」(ALA)をはじめ、同車専用に開発されたアクティブ・エアロダイナミクス・システムにより、デザイン、重量、パフォーマンスなどすべての面で車両と一体化し、公道とサーキットの両方で"究極のパフォーマンス"を発揮する。

ジャパン・ローンチではアウトモビリ・ランボルギーニのルチアーノ・デ・オト氏らが登壇。「ウラカン・ペルフォルマンテ」の車両概要を説明した

フロントはレースカーにも似たシャープで洗練されたデザインに。リアはカーボンファイバーを多用し、フォージドコンポジット製のコンポーネントでアクティブ・エアロダイナミクスの重要性を強調している。ALA機能の中心的な役割を担うリアウィングにもフォージドコンポジット技術を採用。インテリアのエアベント、パドル、ドアハンドル、センターコンソールもすべてフォージドコンポジット製となった。

「ウラカン・ペルフォルマンテ」のジャパン・ローンチでは、アウトモビリ・ランボルギーニ「アドバンスト・コンポジットリサーチセンター」代表のルチアーノ・デ・オト氏が登壇。フォージドコンポジットやアクティブ・エアロダイナミクスを中心に車両概要を説明した。ニュルブルクリンクでのラップタイム「6:52.01」に関して、「私たちの長年の努力が結実した瞬間であり、本当に誇りに思います。皆さんもこのクルマで、私たちと同じようなセンセーションを感じてほしい」と同氏は話していた。

「ウラカン・ペルフォルマンテ」車内と外観

ルチアーノ・デ・オト氏によるプレゼンテーションでは、おもに「ウラカン・ペルフォルマンテ」に採用されたフォージドコンポジットやアクティブ・エアロダイナミクスについて説明