ITオフショア開発事業と投資事業などを手掛けるエボラブルアジアは6月9日、仮想通貨の取引サービスを提供するビットポイントジャパンと業務提携をし、ビットコインなどの仮想通貨両替サービスを開始すると発表した。

両社が業務提携を行うことで、AirTrip Exchange店舗をはじめ、エボラブルアジアグループが契約する1400の施設や日本国内のホテル、旅館において、ビットコインなどの仮想通貨から日本円への両替サービスを訪日外国人に向けて展開する予定。実施時期は今夏以降からとしている。

ビットコイン両替サービスのイメージ

日本では2017年4月から改正資金決済法が施行され、仮想通貨取引に対する制度が整えられた。代表的な仮想通貨であるビットコインは2017年6月1日時点では流通時価総額4兆円を超えたとして、今後ますます注目を集めるとしている。

訪日外国人の4分の1を超える中国人は大量に仮想通貨を保有していることから、訪日外国人旅行客がビットコインを容易に日本円に換金できる環境の整備は、インバウンド需要に応えることができるうえに、日本での仮想通貨普及に大きく貢献できるとしている。