Vidyoは6月8日、WebRTC対応を含む高性能なビデオ通話機能を外部アプリケーションで利用可能な、企業向けリアルタイム映像通信プラットフォーム「vidyo.io」の国内正式サービスを開始したと発表した。

産業のデジタル化が進み、集積されたデータの解析やAIなどによる「現状の見える化」への期待が高まっている。リアルタイムの映像コミュニケーションは、離れた地点間で、現場の様子やそこにいる人を、文字通り「見える化」することで、企業における業務効率化や付加価値の向上、遠隔医療や遠隔教育など社会的課題への対応などに寄与し、活用の範囲が広がっているという。

vidyo.ioは、さまざまな業種や分野においてリアルタイムの映像通信機能を必要としている企業に、業界をリードする弊社の映像通信技術と、WebRTCなどの最新技術に対応した各種SDKを、PaaSとして提供することで、次世代のアプリケーションやサービスの開発・提供を支援する。

vidyo.ioでは、自社アプリケーションに最小限の工数でリアルタイム映像通信機能を実装可能。また、ブラウザ (WebRTC/プラグイン) 、モバイル (iOS/アンドロイド)、PC (Windows/MacOS)といった、各種プラットフォーム向けSDKライブラリーを用意している。

インターネットの通信環境に依存せず、高い映像品質を保証するSVC CODECのほか、モバイル環境での高品質な映像配信を可能とする独自エンジン「Vidyo AVL」採用している。

そのほか、複数の参加者による高品質なビデオコラボレーション機能、複数のアプリケーション画面の共有が可能なスクリーンシェアリング機能、テキストを含む各種メタデータの通信に利用可能なデータチャネル機能など、各種最先端映像技術をクラウド利用により最小限の投資で即時利用できる。