西武鉄道は5日、池袋線飯能駅の駅舎内装をリニューアルする計画を発表した。自然あふれる飯能エリアの玄関口にふさわしい駅をめざし、フィンランド国内のデザイナーを対象としたデザインコンペによりデザインを決めるという。

西武鉄道が飯能駅の駅舎内装をリニューアル(写真は飯能行の池袋線急行)

飯能駅周辺では、宮沢湖(埼玉県飯能市)を中心としたエリアにおいて、北欧と『ムーミン』のテーマパーク「メッツァ」が2019年春にグランドオープンする計画がある。これに合わせ、飯能駅に観光拠点としての機能を持たせるとともに、レジャー客などの期待感と高揚感を高めつつ、地元客にもより愛着を持たれる駅舎をめざす。

フィンランド国内でデザインコンペを行うのは、「メッツァ」や飯能エリアの自然や歴史・文化との親和性を図るため、本物の北欧デザインを取り入れる目的があるという。西武鉄道の主催、フィンランド大使館の共催により、フィンランド独立100周年記念事業として実施される。コンペ募集期間は6月上旬から12月末までの予定。コンペの詳細は今後、特設サイトで発表される。駅舎内装のリニューアル完了時期は2019年3月を予定している。