マイナビは6月7日、「2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。同調査は2018年3月卒業見込みの全国大学4年生・大学院2年生の「マイナビ2018」の全会員を対象に、webアンケートで実施したもの。調査期間は5月26日から31日まで、有効回答数は8,985名。

内々定率 年度比較(全体)

2018年卒の5月時点の内々定率は53.3%(前年比10.3%増、前月比30.3%増)、平均の内々定保有数は1.8社(前年同月比0.2社増)だった。内々定保有社数分布をみると、「1社」が53.4%、「2社」が26.7%、「3社以上」が19.9%となった。

内々定者の「現在、入社意思の最も高い企業」について業種別にみると、最多は32.8%で「製造(建設を除く)」。次いで、「サービス・インフラ」(26.6%)、「ソフトウエア・通信」(13.6%)。以降、「建設」(7.7%)、「金融」(7.3%)だった。企業規模別では、「1,000人~2,999人」(21.5%)が最多。次いで、「500~999人」(17.6%)、「5,000人以上」(16.5%)となった。

「現在、入社意思の最も高い企業の業種と企業規模」(内々定者限定)

内々定者に「今後の活動」について質問すると、最も多かったのが、「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」(43.6%)。次いで、「内々定先に満足したので終了する(終了している)」(36.9%)、「内々定先に不満なので続行する」(17.1%)、「内々定先に不満だが活動は終了する(終了している)」(1.4%)だった。

「今後の活動」(内々定者限定)

文理男女別にみると、「内々定先に満足したので終了する」と答えた学生は、文系男子が28.2%、文系女子が26.5%。一方、理系男子が52.7%、理系女子が42.3%と文理で差があった。