Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコムは6月6日、Box Japanが国内で展開しているクラウド・コンテンツ・マネジメントサービスである「Box」と連携した新サービス「クラウドサイン for Box」を提供開始した。

クラウドサイン for Boxの画面イメージ

クラウドサインはWeb APIを公開しており、導入企業がすでに利用している社内稟議システムや顧客管理システムなどと連携開発することで、シームレスなサービスを実現できるという。

今回のBoxとの連携により、ユーザーはBox上のアプリマーケットである「Box Apps Marketplace」から専用アプリをダウンロードすることで、Box上で契約の作成から締結・保管までのシームレスな連携作業が可能。

具体的には、Box上でクラウドサインの操作が可能となり、クラウドサインにアクセスしなくても契約締結・保管が可能になる。Box内に保管している締結前の契約ドラフトを相手先に送信し、Box上で修正履歴付きで契約交渉および契約締結ができる。

また、締結した契約書についてBox上で契約書の保管が可能になり、従来の紙の契約書のデータと、クラウドサインで締結した契約書データの一元管理が可能になるほか、詳細なフォルダ分けや閲覧権限の設定も可能としている。

利用ケースとして、協業先企業との秘密保持契約及び業務提携契約の協議・修正・確定・締結・保管から関連資料の保管・共有、人事部門における雇用契約の締結・保管から人事情報の保管、営業先企業・個人との契約締結・保管から営業関連資料の保管・共有、業務委託先企業・個人との契約締結・保管から関連資料の保管・共有、購買先企業との契約締結・保管から関連資料の保管・共有の5例を挙げている。