TIOBE Softwareから、2017年6月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2017年6月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 14.493%
2 C 6.848%
3 C++ 5.723%
4 Python 4.333%
5 C# 3.530%
6 Visual Basic .NET 3.111%
7 JavaScript 3.025%
8 PHP 2.774%
9 Perl 2.309%
10 Assembly language 2.252%
11 Ruby 2.222%
12 Swift 2.209%
13 Delphi/Object Pascal 2.158%
14 R 2.150%
15 Go 2.044%
16 Visual Basic 2.011%
17 MATLAB 1.996%
18 Objective-C 1.957%
19 Scratch 1.710%
20 PL/SQL 1.566%

6月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

6月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

2017年6月はKotlinが急増してトップ50位入りした。Googleは先月、Androidの正式サポート言語としてKotlinを発表、JavaおよびC言語に続くオフィシャルサポート言語として注目を集めた。Android Studio 3.0にはKotlinのフルサポートが提供される。こうした動向がKotlinの急増として現れたのではないかとTiobe Softwareは指摘している。

Kotlin以外では、HachおよびRustがトップ50位入りした。これまで長期にわたってJavaとC言語の2強体勢が続いてきたが、2016年に入ってからJavaとC言語は急速に減少。これらは現在も減少傾向が続いており、特定の用途に特化したプログラミング言語が上位に入ってくる傾向が出てきている。