福岡県北九州市の西日本総合展示場にて、6月4日まで「メガスーパーカーモーターショー2017」が開催されている。「メガスーパーカー」は「エンジン出力1,000馬力(ps)以上かつ価格が1億円を超える車」を示す造語。スーパーカーブーム再燃をめざし、スーパーカーを超える「メガスーパーカー」を中心に、世界の名車約60台が集結した。

「メガスーパーカーモーターショー2017」では、ブガッティ「ヴェイロン グランスポーツ ヴィテッセ」をはじめ世界の名車約60台が展示された(※写真全88枚)

北九州市ではスーパーカーブームにわいた40年前にもスポーツカーの展示興行を行っており、今回のイベント開催にあたり、当時を懐かしむ声も聞かれたという。開催初日の6月2日にオープニングセレモニーが開催され、ブガッティ「ヴェイロン グランスポーツ ヴィテッセ」やケーニグセグ「アゲーラ RSR」など計3台のアンベールが行われた。

ブガッティ「ヴェイロン」は最高速度431km/hで「世界最速」といわれるモデル。購入時に資格審査があることでも知られ、価格は3億円を超えるという。会場の展示車両に関して、「このヴェイロンは最終モデルであり、日本に正規輸入された貴重な2台のうちの1台です」と記されてあった。ケーニグセグ「アゲーラ RSR」は世界に3台のみ限定生産され、会場の展示車両のシャシーナンバーは「#123」とのこと。最高出力1,160馬力、縦向きに90度回転する「ラプタードア」やフルカーボン製ホイールが特徴とされている。

奥山清行氏率いる日本唯一のカロッツェリア「KEN OKUYAMA CARS」が昨年発表した「コード57」も会場に展示された。世界で5台のみ、日本の誇る最高峰の技術を用いて生産されたハンドメイドのハイパフォーマンスモデルだ。

ケーニグセグ「アゲーラ RSR」

KEN OKUYAMA CARS「コード57」

ランボルギーニ「カウンタック」も展示

これらの展示車両に加え、フェラーリ「ラ フェラーリ」やポルシェ「911 ターボ S」「カレラ GT」、マクラーレン「650S スパイダー」などのスポーツカーも展示された。会場中央には、スーパーカーブームを牽引したランボルギーニ「カウンタック」を先頭に、「ディアブロ」「ムルシエラゴ」「アヴェンタドール」の歴代モデルが並んだ。「エキゾーストサウンド生ライブ」の時間も設けられ、各車両が爆音を鳴り響かせる場面も。展示車両に華を添えるコンパニオンらも登場し、会場は多くの来場者でにぎわっていた。

「メガスーパーカーモーターショー2017」の主催は北九州市に本社を置く芝浦グループホールディングス。北九州市小倉北区の西日本総合展示場新館(全ホール)にて開催され、最終日の6月4日は10~17時開場となる。当日券の入場料は大人3,500円・小人2,000円。

展示車両に華を添えるコンパニオンらも登場

ブガッティ「ヴェイロン グランスポーツ ヴィテッセ」

ケーニグセグ「アゲーラ RSR」

フェラーリ「ラ フェラーリ」

KEN OKUYAMA CARS「コード57」

ランボルギーニ「カウンタック」「ディアブロ」「ムルシエラゴ」「アヴェンタドール」

「メガスーパーカーモーターショー2017」その他のおもな展示車両