お笑いコンビ・博多華丸・大吉の博多大吉(46)が、1日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『アメトーーク!』(毎週木曜23:15~)の「◯◯じゃない方芸人」に出演。"卒業生"としてのアドバイスに、共感と感動の声が広がっている。

博多華丸・大吉(左:博多華丸 右:博多大吉)

この日の企画は、相方が人気者になった芸人たちの「◯◯じゃない方芸人」。大吉は7年前の同企画に出演。その後、バラエティ番組に引っ張りだこになるほどブレイクし、今回は"卒業生"という立場でゲスト出演した。

さまざまな苦労話で盛り上がる中、フットボールアワー・岩尾望(41)が語ったのは、楽屋での居心地の悪さ。相方・後藤輝基(42)が、スタッフと他番組の打ち合わせをしていることが増え、気まずい思いをしているという。

大吉は、「相方の楽屋みたいになるから、これが続くと例えば弁当を先に選ぶのが悪いんじゃないかとか、先に帰ったら悪いんじゃないかとか。そういう罪悪感が芽生えてきて変になる」と"じゃない方芸人"の気持ちに同調。バイきんぐ・西村瑞樹(40)の「(スタッフへの)あいさつはどうするんですか? 直接僕らとは関わらない方じゃないですか」という素朴な疑問に、「1つだけ正解のあいさつ教えましょうか?」と返した。

そして、大吉が打ち明けたのは、「相方がお世話になる方だから『相方のことお願いします』と言ってます」。「こんな話するのもあれですけど」と前置きした上で、「7~8年前、加地(倫三)さんから直接言われたんですよ、『こんな芸人初めて見た』って。普通は無視するか『僕も使ってください』」と語ると、加地プロデューサーも懐かしむように頷いた。

ただ、これは大吉だけのこだわりではなく、「僕らはどっちも『相方のことお願いします』と言って帰る」というコンビ間で行っていること。「うわー」「すごい」「かっこいい」と拍手喝采で盛り上がる出演者を、「ただ、この手は今言っちゃったので、今後使うことはできません」と突き放して笑いを誘っていた。

放送後、ツイッターには「素敵だ」「カッコいい」「名言」「さすが」「いい人すぎる」「やっぱいいコンビ」「好き」「最高すぎる」「めっちゃ良い人」など絶賛の声があふれた。博多大吉の言葉、そしてコンビ愛は多くの人の心をつかんでいる。