東芝クライアントソリューションは6月1日、2017年夏モデルのPCとして、13.3型液晶を搭載したクラムシェルタイプのモバイルノートPC「dynabook UX53」を発表した。新開発の筐体を採用し、dynabookシリーズのモバイルノートPCとして、最上位の「ハイスタンダードモバイル」を冠する。発売は6月23日、価格はオープン、店頭予想価格(税込)は17万円台の前半。本体カラーはオニキスブルーのみとなる。

dynabook UX53

新開発のシャーシは、薄さ、軽さ、堅牢性、長時間のバッテリ駆動などをバランスよく配分。本体サイズは約W316×D227×H15.9mm、重量は約1,090g、バッテリ駆動時間(JEITA 2.0)は最大約17時間だ。堅牢性では、76cm落下、100kg面加圧、30cc防滴といった試験のほか、米軍調達規格「MIL」もクリアしている。

dynabook UX53の耐久テストから一例

試験後はボロボロだが、この状態でも電源が入って稼働する

コアスペックは、CPUがKaby Lake世代のIntel Core i5-7200U(2.50GHz)、メモリがDDR4-2133 4GB(4GB×1、最大16GB)、ストレージが128GB SATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)。光学ドライブは搭載しない。OSはWindows 10 Home 64bit版(Creators Update適用)で、Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属。

通信機能は、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1を備える。インタフェース類は、マイク入力/ヘッドホン出力コンボ端子、microSDカードスロット、HDMI出力、約92万画素Webカメラ、指紋センサー、Harman/kardonRステレオスピーカーなど。13.3型の液晶ディスプレイはノングレア(非光沢)タイプのIPS方式で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)だ。

USBは、USB 3.0×1のほか、USB Type-C×2ポートを搭載。このUSB Type-C×2ポートは、USB 3.1 Gen2(10Gbps)、Thunderbolt 3、および電源コネクタとして機能する。キーボードは日本語87キーで、キーピッチは19mm、ストロークは1.5mmだ。

2017年夏モデルのdynabookシリーズ共通の特徴に、以下がある。

  • 液晶パネルに合わせた発色のチューニング(自然かつ鮮やかな色補正。オンオフ可能)
  • デフォルト設定の画面スケーリングを従来の125dpiから150dpiに変更(文字やアイコンを大きく表示)
  • U-NEXTビデオ視聴クーポン(2,000円分)
  • eBookJapan電子ブッククーポン(1,080円分)