女子プロゴルファーの古閑美保が6月29日から7月3日までWOWOWで放送されるメジャー大会第2弾「全米女子プロゴルフ選手権KPMG女子PGA選手権」の現地リポーターを務める。大会まで1ヶ月を切った30日、都内で取材会が開催。古閑に大会の見どころ、そして今シーズンで現役引退を表明した宮里藍に期待することなどを語ってもらった。

古閑美保

日本ツアー通算12勝をあげ日本女子ゴルフ界の中心選手の一人として活躍した古閑だが、選手としては本大会には参加していない。国内ツアーに専念するため見送ってきたが「今回お仕事をいただいて1回行っておけばよかったかな。正直、出たことがないので不安。プレッシャーも感じています」と率直な気持ちを吐露。「でもプレッシャーもあるけど、あるほうがモチベーションがあがる。テレビを観ている方に芝の状態や、風の吹き方、木の大きさなどを現地にいるからこそ分かることを伝えていきたい」と意気込んでいる。

大会の見どころの一つにリディア・コ(ニュージーランド)とアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)の世界ランク争いを挙げ、「リディアは調子悪いと言われていて、いまのところ優勝もない。それを言うとアリヤ・ジュタヌガーンもない。この2人の世界ランキング、1位になるのか2位になるのか、そういう変動も面白い。両選手はメジャーで絶対に(上位に)来るのでは。個人的に、アリヤが出す飛距離は他の女子選手にはない楽しみ」と分析した。

国内選手で注目は、現役引退を発表した宮里藍。昨日、都内で会見を行った宮里は引退理由に"モチベーション維持の困難"を挙げていたが、2011年に現役引退を発表した古閑も「私もモチベーションもなくなったのはある」と共感する。

「(手首を)けがして1半年ゴルフ頑張って優勝したんですが、『絶対勝つ』という気持ちがそれがモチベーションになった。でも次が出てこなくなってしまった。選手としてのモチベーションがなくなり、『もう選手じゃなくていい』と思って、やりきった感があった。(現役時代は)1年を通してモチベーションをあげなくてはいけない。オフのときも次のシーズンに向けてあげないと。結局、現役中はモチベーションを高くないと繋がらない」とモチベーションの維持の難しさを語った。

しかし、宮里には引退表明したからこその強さを期待するという。「終わるって決めてからのプレーって、ちょっとどこか変わる部分がある。また違った自分の技術が蘇ることもあるので、ある意味、私は彼女にチャンスはあると思う」といい、「この4、5年パットだったり、彼女の繊細さが欠けていた部分があるが、変わる部分が出て来るのでは。そういう意味ではチャンスは増えたのかな。彼女のいいパットとショートゲームが活かせられればいい。期待はしている」とエールを送った。

本大会は米国イリノイ州のオリンピア・フィールズCCにて開幕。WOWOWでは最終日まで中継にて試合の様子を届ける。また、第1日は副音声にお笑いコンビ・フォーリンラブのハジメが出演し、古閑も認めるマニアックなゴルフ知識で大会を盛り上げていく。