厚生労働省は5月30日、「平成28年度雇用均等基本調査(速報版)」の結果を取りまとめ、公表した。調査は毎年行われていて、今回の速報版では、育児休業取得者割合に関する調査項目について取りまとめている。その他の項目を加えた確定版は、7月末頃に発表予定。

育休取得者の割合、女性は81.8%、男性は3.16%でともに微増(写真はイメージ)

同調査は、平成28年10月1日から10月31日までの間に実施。6,092事業所を対象に、同省から郵送により、調査票を配布・回収する方法で行った。

その結果、平成26年10月1日から平成27年9月30日までの1年間に在職し、出産した女性のうち、平成28年10月1日までの育児休業を開始した女性(育児休業の申し出をしている者を含む)の割合は81.8%と、前回調査(平成27年度調査81.5%)より0.3ポイント上昇した。

一方同様の期間を対象に、育児休業を開始した男性(育児休業の申し出をしている者を含む)の割合は3.16%で、前回調査(同2.65%)より0.51ポイント上昇した。

育児休業取得率の推移は、以下の表の通りとなっている。

育児休業取得率の推移(「平成28年度雇用均等基本調査(速報版)」より引用)