ソニーネットワークコミュニケーションズは5月30日、法人向けサービス事業で展開するマルチクラウドサービス「マネージドクラウド」において、新オプションサービスとして「モバイル閉域アクセス」の提供を、2017年6月末より開始すると発表した。

サービス概要図

近年、社内サーバのクラウド化やIoT(モノのインターネット)の普及により、モバイル回線サービスのニーズが高まっている。一方でVPNセッションが確立するまでのセキュリティリスク、機密性の高いデータの取り扱いなどから、モバイル回線の導入にはこれまで以上に高いセキュリティ、運用管理および利用コストなどが課題になっているという。

「モバイル閉域アクセス」では、インターネットから隔離された完全閉域網のモバイル回線を低価格、かつ高い運用管理性を実現する「マネージドクラウド」の運用管理ツール「クラウドポータル」とワンストップで提供する。

サービスの特徴として、AWSなどのクラウド基盤へのリモートアクセスが完全閉域で安全に接続できる。また、利用用途に合わせた回線帯域プランを用意し、低価格なプランから選択可能だ。SIM管理は「マネージドクラウド」の運用管理ツール「クラウドポータル」で実現できる。

提供予定プラン例(税別)は、リモートアクセス用プランが月額500円から(速度下り375Mbps/上り50Mbps、時間規制100MB/3日、別途通信量のチャージ可)、IoT用プランが月額350円(速度下り200kbps/上り200kbps、月額固定料金)。

運用管理ツール「クラウドポータル」画面イメージ