フューチャーショップは5月26日、カートに商品を投入したまま購入を完了せず、ECサイトを離脱した会員に再訪問を促すメールを送信する「FutureCartRecovery」の新オプションをリリースしたと発表した。

今回提供するのは、カート放棄された商品のリマーケティング広告を、カート放棄ユーザーに出稿する「カゴ落ちリカバリー広告」オプション。

「FutureCartRecovery」では、カゴ落ちした会員に対してメールでのECサイト再来訪促進が可能。その一方で、初回訪問者などメールアドレスを登録していない約70%の非会員や、メールを読まない会員へは、有効な再来訪促進対策が取れないという課題があった。

同オプションを導入すると、カート放棄された商品に限定したリマーケティング広告を、会員非会員問わず対象者の訪問先サイトへ表示可能になる。今まで再アプローチすることが難しかった初回訪問客に対しても再来訪を促進できるため、売上機会損失の回復のみならず、新規会員獲得に向けた施策としても有効だという。

導入方法は、「FutureCartRecovery」タグを「FutureShop2」で設定するほか、店舗ロゴの用意と初回ヒアリングシートに回答すると運用が開始する。

広告に利用するバナーの作成も、サイズや商品ごとに作成する必要がなく、提供したロゴと商品画像を組み合わせると自動生成する。また、リマーケティング広告から購入完了後は、すべてのサイトで広告出稿が停止されるため、不要な露出を防げる。

提供価格(税別)は、初期費用が無料、システム利用料が月額3000円、そのほか広告実費が必要。