フォルクスワーゲン グループ ジャパンは25日、「ゴルフ」「ゴルフ ヴァリアント」「ゴルフ オールトラック」(全5シリーズ、6モデル、12グレード)を4年ぶりに刷新し、5月29日に全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで発売すると発表した。

フォルクスワーゲン「ゴルフ」が約4年ぶりに刷新された

今回の「ゴルフ」シリーズの刷新では、直感的な操作を可能にする先進のデジタルインターフェースを採用したほか、自動運転を見据えた運転支援システムと先進安全装備の導入、先進性を視覚的に表現した新しいエクステリアデザインへの刷新、スポーツモデルのパフォーマンスの向上などが行われている。

デジタルインターフェースにおいては、新しい12.3インチ大型ディスプレイのデジタルメータークラスター「アクティブインフォディスプレイ」を初採用。このメーターはグラフィック表示であり、好みに応じて数種類のモードを切り替えられる。マップをより大きく映し出すナビゲーションモードや、スクリーンが大きくなったフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステムでは視認性が向上。全面フラットなタッチスクリーンへと進化したことで使い勝手も向上し、ナビゲーションシステム「ディスカバープロ」ではフォルクスワーゲン初採用となるジェスチャーコントロール機能を搭載する。

運転支援システムでは、コンパクトシリーズで初めて渋滞時追従支援システム「トラフィックアシスト」を設定。レーンキープアシストシステム「レーンアシスト」とアダプティブクルーズコントロール「ACC」をベースにした「トラフィックアシスト」により、前後および横方向のクルマの動きを制御できるようになり、システムは限界内で自動的にステアリング操作と加速とブレーキングが行われる。全車標準装備となるプリクラッシュブレーキシステム「フロントアシスト」には、新たに歩行者検知機能を追加した。

「ゴルフ」

「ゴルフ R」

「ゴルフ GTI」

「ゴルフ ヴァリアント」

「ゴルフ R ヴァリアント」

「ゴルフ オールトラック」

エクステリアデザインは前後のバンパーのデザインを刷新し、フェンダーの奥まで切れ込んだ新形状のヘッドライトを採用することでスポーティーでシャープな印象を与える。新たに採用したLEDヘッドライトは自然光に近い光がより明るく夜道を照らし、リヤにも全車LEDテールランプを採用した。LEDテールランプには、ウインカーが流れるように光るダイナミックターンインジケーターをフォルクスワーゲンとして初採用している。

スポーツモデルでは優れた動力性能が楽しめるようにエンジン出力を向上し、「ゴルフ GTI」は230PS、「ゴルフ R」は310PSにパワーアップ。新開発の湿式7速DSGを「ゴルフ R」に採用するなど、走りの楽しさを伝えるモデルとしての魅力が増している。価格は「ゴルフSTI」249万9,000~559万9,000円、「ゴルフ ヴァリアント」293万9,000~569万9,000円、「ゴルフ オールトラック」359万9,000円(価格はすべて税込)。

「ゴルフ R」外観・車内イメージ

「ゴルフ GTI」外観・車内イメージ

「ゴルフ ヴァリアント」外観・車内イメージ

「ゴルフ R ヴァリアント」外観・車内イメージ

「ゴルフ オールトラック」外観・車内イメージ