マイボイスコムは5月24日、第3回「NISA(少額投資非課税制度)」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は4月1日~5日、有効回答は10代以上の個人1万914人。

利用意向率は24.1%

NISAの認知率は74.2%で、このうち「内容を詳しく知っている」と答えた割合は22.0%にとどまり、「名前は知っている程度」が52.2%を占めた。認知率は男女とも7~8割に上ったが、「内容を詳しく知っている」の割合は男性の方が高かった。また株式・投資信託のいずれも投資していない人では、認知率は6割となったものの、大半が「名前は知っている程度」と答えた。

NISAの認知

NISA口座の保有者は24.6%で、内訳は「NISA口座で投資を行っている」(投資者)が17.9%、「NISA口座を保有はしているが、投資はしていない」が6.7%。同社によると「男性や高年代層で高い傾向」にあるという。

NISA認知者に、NISAについて知っていることを聞くと、「口座開設は原則1人1口座」「非課税対象は、株式や投資信託の値上がり益や配当金」「非課税投資枠は毎年120万円まで、1年ごとに設定」が各4割を占めた。一方、「非課税期間終了後も同商品を保有したい場合、新たな非課税枠での継続保有が可能」「制度の継続期間は2023年までの10年間」は各1割弱にとどまった。

NISAの利用意向率は24.1%。性年代別にみると、男性30代以上では各3割となったのに対し、女性20代以上では非利用意向率が各5~6割を占めた。

NISA利用意向者が口座を開設したい金融機関は、「SBI証券」が25.4%、「楽天証券」「野村證券」が各1割強となった。