海外旅行から帰国する際、余った現地通貨をどうするか迷った経験はないだろうか。記念に持ち帰ったり、寄附したり、つい余計なものを買ってしまったり……それもまた旅の醍醐味だ。今回は日本に来ている外国人は日本円が余ったらどのように使っているのか、おすすめの方法を聞いてみた。

日本を観光してから母国に帰る際、余った円はどのように使うのがおすすめですか? (画像は本文とは関係ありません)

Q. 日本を観光してから母国に帰る際、余った円はどのように使うのがおすすめですか?

お土産を買う

・「好きな親戚や上司にお土産を買っていけばいいと思います。後は、最期に空港でも寿司やお蕎麦等日本のおいしいものを食べればいい」(トルコ/30代後半/男性)

・「空港でのショップの買い物になると思いますが、お土産として箸や扇子がいいと思います。自国では珍しいでしょうし、喜ばれるはずです」(イタリア/30代前半/男性)

・「寿司のキーホルダー」(フランス/30代前半/女性)

食べ物を買う

・「コンビニでお菓子などを買う」(タイ/30代前半/女性)

・「お土産用のチョコレート、和風のお菓子」(インドネシア/30代前半/男性) ・「余った小銭はジュース代にして使い切る」(モンゴル/40代前半/女性)

スーパー・コンビニ・100均で使う

・「最寄りの安いスーパー、例えばセイユ(原文ママ/SEIYU)などで軽い雑貨を買っていくといいと思います。ラップ、歯磨き粉、化粧品などは質がいいです」(モロッコ/30代前半/男性)

・「硬貨はコンビニで使い切る」(韓国/30代前半/女性)

・「百円ショップで売っている茶碗やお箸の日本らしい物を、お土産などとして買って帰るのがいいと思います。後は、梅干し、日本酒、梅酒などの日本らしい食べ物・飲み物」(ブラジル/40代前半/男性)

・「100円ショップでお土産買い物、日本人形、刀、漆茶碗、着物、唐傘を買う」(インド/30代後半/女性)

取っておく

・「また将来の訪日に使える為、持っていた方が良いです。特に、円がドルより安いですので、ドルに両替するときは損します。 」(アメリカ/20代後半/男性)

・「また次回来るときのためにとっておく? 空港で最後のお金でいろいろ買う」(ドイツ/40代後半/女性)

両替する

・「次に訪れるときまで置いておくか、自国のお金に両替する」(ロシア/30代前半/女性)

・「両替」(ウクライナ/30代前半/男性)

寄附する

・「コンビニなどでの慈善箱に入れた方がいい」(ベトナム/30代前半/女性)

・「寄附」(キルギス/30代前半/女性)

その他

・「海外に観光に行くときにもう一度行ってみたいところに着いたら、お守りとして残しておく(二度目に行きたいというお祈りをしながら、例えば噴水などに投げていく)」(ポーランド/40代前半/女性)

・「ゲームセーター(原文ママ/ゲームセンター)もしくはクレーンゲーム」(台湾/20代後半/男性)

・「ガチャポンです。紙幣もコインも美しいのでお土産としてそのままでも喜ばれます」(エジプト/30代前半/男性)

総評

余った現地通貨の使いみちとして定番なのは、お土産や食べ物を買うというもの。「100円ショップで売っている茶碗やお箸」など、観光客をターゲットにした和風のお土産も置いている100円ショップは小銭の使い切りにぴったりだ。

ある程度の額が残っている場合は両替も手だ。ただし為替変動や両替手数料、紙幣でなくては両替できない場合がある等のデメリットもあることから、「お守りとして残しておく」「次に来るときに取っておく」「コインや紙幣をお土産にする」という意見もあった。

ほかには「ゲームセンターで使う」「寄附する」という意見や、「カプセルトイで使う」というアイディアもあった。昨今はカプセルトイのほかにも、余った外貨コインを電子マネーにチャージできる機械などが空港に設置されているという。余ったお金の使いみちは、年々進化しているようだ。

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