JR北海道はこのほど、札幌~旭川間の特急「ライラック」の一部列車を7~8月の土休日に特急「ライラック旭山動物園号」として運行すると発表した。

特急「ライラック」のラッピングイメージと車内の風景イラストイメージ(JR北海道提供)

特急「ライラック旭山動物園号」として運行するのは、札幌駅8時30分発・旭川駅9時55分着の下り便と、旭川駅17時30分発・札幌駅18時55分着の上り便の2本。下り便は「ライラック5号」、上り便は「ライラック38号」と同じ運転時刻で、これらの定期列車は「ライラック旭山動物園号」運転日には運休となる。

特急「ライラック」と同じ789系0番台6両編成で運行され、1~3号車を指定席、4~6号車を自由席とする。1号車のグリーン席は販売せず、旭山動物園の動物をデザインした記念撮影用シートを設置けた記念撮影スペースとする。また、ホッキョクグマまたはレッサーパンダの着ぐるみを着たスタッフが車内で記念撮影に応じる。指定席利用者には上り・下りでデザインが異なる乗車証明書を配布するほか、7月1・2日に限り、旭山動物園ポストカードも配布する。

なお、3月4日のダイヤ改正から特急「ライラック」として運用されている789系0番台(全6編成)は、沿線などの観光素材を描いたイラストを車両側面に掲げて運行しており、一部車両のデッキにも風景イラストを展示している。特急「ライラック旭山動物園号」もこの状態での運行となる。また、旭川エリアの観光素材がラッピングされた編成には、旭山動物園50周年記念ロゴもラッピングされる。期間は6月上旬から2018年3月下旬までを予定している。