米Qlik Technologiesはこのほど、セルフサービス ビジネス インテリジェンス(BI)とビジュアル分析のための次世代型アプリケーション製品「Qlik Sense」の最新アップデート(2017年6月)版を発表した。

最新版では、クラウド対応機能、マッピングと地理分析機能、スマート ビジュアライゼーション、高度なアナリティクスとの連携、データ・プレパラーションが強化されている。

クラウドを介したビジュアル分析を導入する顧客が増えていることから、ハイブリッド クラウド分析の実現に向け、Qlik Sense Enterprise と Qlik Sense Cloud に、クライアント向けオプションが追加された。

複数人の意思決定をサポートできるよう、Qlik Sense Cloud Business に Qlik Connectors を組み込み、RESTデータソース、Google Analytics、Facebook、Twitter へのシームレスなアクセスを可能にした。

ビジュアライゼーションについては、箱ひげ図、分布図、ヒストグラムなど、データ解釈をサポートするための新たな機能が追加された。

ビジュアル データ プロファイリング機能では、ヒストグラムや他のビジュアライゼーションを使ってデータを自動表示するなど、Qlik Senseに読み込んだデータの解釈をサポートする。

データ ビニング機能では、簡単にデータ「ビン」を作成、つまりデータを一定の単位にグループ化し、粒度の細かい数値データを使った分析を簡単に行えるようになった。例えば、データを簡単に小・中・大などの単位に分類できるようになった。

そのほか、表の連結機能により、フィールドやフィールド名が一致していなくても、複数の表を連結することが可能になり、保存方法が異なっている場合でも、2社のデータ表を1つにまとめることができる。