フィンランドのNokiaと米Appleは5月23日、特許に関する全ての訴訟で和解し、複数年の特許ライセンスで合意したことを発表した。

昨年12月に、Nokiaが32件の特許を侵害されているとしてAppleをドイツと米国で提訴し、特許紛争に発展していた。32件の特許には、ディスプレイ、ユーザーインターフェイス、ソフトウエア、アンテナ、チップセット、ビデオコーディングなどに関する技術が含まれていた。

合意の内容は非公開だが、発表によると、NokiaはAppleから前払い金の支払いを受け取り、合意期間にライセンス収入を得る。NokiaとAppleは事業提携でも合意した。NokiaがAppleに通信関連の機器およびサービスを提供。Appleの店舗およびオンラインストアで、Nokiaのデジタルヘルス製品の販売を再開し、同分野の取り組みで今後協力する可能性を模索する。