キャリアデザインセンターが運営するメディア「typeメンバーズパーク」が、会員を対象に行った「こんな会社辞めてやる!と思った瞬間」に関するアンケート結果を公開した。

本アンケートは2017年3月に実施したもので、5月19日に発表された。結果は次ぎの通り。まず「会社を辞めたいと思ったことはありますか? 」の設問には98%が「はい」と回答した。その理由については「人間関係が上手くいかなかった」(32.7%)が最も高かった。

会社を辞めたいと思った理由は?

人間関係が上手くいかなかったと回答した人の主な理由としては、「チーム全員が他の人の仕事の粗を見つけよう見つけようとしている様子に辟易した」(20代/女性)、「誰も居ないところでニヤニヤしながらブスと言われたりした」(30代/女性)、「異性と話していると『付き合っている』『好意を持っている』と噂を流された」(30代/女性)などが

次いで「待遇が不満だった」(19.0%)が多く、「突発的にショックなことがあった」(13.1%)と続いた。待遇の不満については、「それまで誰も成し得なかった営業実績をあげたにも関わらず、上司が営業出身ではなく、その実績の意味や影響の大きさを認識できなかったために正当な評価がされなかった」(50代/男性)、突発的なショックなこととしては「上司が、私と上司と社長しか知らないデリケートな話を社員全員の前で話してしまった」(30代/女性)などが挙がった。

このほか、「社風が合わなかった」(8.9%)と回答した理由として「2時間以上早く出社して、部長・室長・専務などに全員が行列を作って挨拶する」(20代/女性)などが挙がっている。

続いて、転職を選んだ人にその後について聞いてみたところ、「転職・異動前の不満は解消された」と答えたのは約半数の54.8%。残りの人は「転職・異動前の方が良かった」(4.3%)、「どちらとも言えない」(40.9%)と回答している。

転職・異動前の不満は解消された人からは「変なプレッシャーが解消され、よく眠れるようになった」(30代/女性)、「辞めて前の会社の働き方を見直すきっかけにもなったし、何より自分自身が変わることが大事と気付くことができたから」(20代/女性)などの声が挙がった。

一方、転職・異動前の方が良かったと答えた人からは、「前職の反動で大企業へ入社したものの、正社員にはなれず収入が減ったため」(30代/女性)、どちらとも言えないと答えた人からは、「どこに行っても人間関係はつきもの」(30代/女性)などが挙がった。