スリーエム ジャパンは5月23日、プレミアムフライデーに関する調査結果を発表した。調査期間は3月7日~8日、有効回答は25~45歳の正社員761人。

実施率は1割未満

勤務先のプレミアムフライデーの導入状況を尋ねると、2017年2月の実施率は5.1%、次月以降導入が決定している人(2.8%)と合わせても7.9%と、1割未満にとどまった。また「プレミアムフライデーを楽しむために業務改善が必要だと思う」と考えている人は全体の64.3%に上った。

プレミアムフライデーを楽しむために業務改善が必要だと思っている人に、その理由を聞くと、「仕事がたまり、他の日に残業することになるから」が52.3%でトップ。以下、「月末の金曜日は忙しい時期だから」が36.5%、「求められている仕事が実現できなくなるから」と「他の日に業務が集中し、対応力が低下しそうだから」が同率の30.0%と続き、「『他の日にしわよせがいかないようにする』ための業務改善」(同社)が求められていることがわかった。

業務改善に必要な三大要素は、「業務の簡素化・効率化」(68.0%)、「業務フローを見直しする」(51.0%)、「会議の簡素化・効率化」(41.5%)となった。

業務改善に必要な三大要素

「週1回以上会議に参加したことがある」と答えた人でみると、「業務の簡素化・効率化」(68.2%)、「業務フローを見直しする」(56.6%)、「会議の簡素化・効率化」(50.0%)と、会議を効率化すべきだと考える人は半数を占めた。しかし、「会議の時間を短縮する工夫」の実施率は26.0%、更に「会議で結論を出すための工夫」の実施率は13.5%にとどまった。