ニフティは22日、「@nifty接続サービス」の一部において、より多くのユーザーがインターネットを快適に利用できるよう、通信経路混雑時に著しく通信量が多いユーザーから順に通信速度を一時的に制御すると発表した。一般的な動画サービスの利用やデータの送受信を制限するものではなく、混雑が緩和され次第、制限は解除するという。

通信速度の制御については、「日本インターネットプロバイダー協会」等が2012年3月に改定した「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」に準じる。本取り組みは2017年7月5日以降順次実施開始予定で、それに伴い、2006年4月から実施している「ファイル交換ソフト利用時の通信速度の制限」は廃止。

適用対象は、「@nifty光」、「@nifty with ドコモ光」、「@nifty光 プロバイダーコース」、「@nifty光ライフ with フレッツ」、「@nifty光 with フレッツ」、「Bフレッツコース」、「Bフレッツスペシャルコース」、「フレッツ・ADSLコース」、「フレッツ・ADSLスペシャルコース」、「フレッツ・ISDN」の10サービス。

一部光ファイバーの接続において通信速度が低下するのは、特定地域の土日祝日や夜間帯であるという。同社は本取り組みと同時に、改善方法として初期費用、月額費用が無料なIPv6サービス接続を利用することを推奨している。IPv6アドレスにてインターネット接続されている場合は、本通信速度制御の対象外となる。