お笑い芸人のバカリズムとお笑いコンビ・アンタッチャブルの山崎弘也がMCを務めるテレビ朝日のバラエティ番組『笑×演(ワラエン)』(毎週水曜深夜1:56~2:21)が、ギャラクシー賞の4月度月間賞を受賞した。

『笑×演』MCの山崎弘也(左)とバカリズム

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰する賞。『笑×演』は、芸人が書いたネタを役者が演じるという番組で、この4月からレギュラー化したばかりだ。

同賞では「顔合わせや稽古の場面などでは、お笑い芸人と役者にとっての『演じる』ことの違いも見えて興味深い。特に(4月)12日は、強面のイメージが強い小沢仁志と小沢和義の兄弟が実は無類のディズニー好きというギャップを利用したタイムマシーン3号によるネタが秀逸だった」と評し、今回の受賞となった。

また、テレビ東京開局記念日ドラマ特別企画『破獄』(4月12日放送)も、同賞を獲得。「伝説的な脱獄囚と看守長との息詰まる駆け引きが戦前から戦後という大きな時代の転換を背景に描かれて、緊迫感のある見応え十分のドラマになった。池端俊策の秀逸な脚本が俳優陣の演技、存在感を引き出した。ビートたけしや満島ひかりは言うまでもないが、特に脱獄囚を演じた山田孝之の演技は必見。もっと長尺で見たいほどだった」と講評されている。

ほかにも、NHK Eテレの『ETV特集「境界の家 沖縄から福島へ・ある原発技術者の半生」』(4月8日放送)、NHK BSの『ハミルトン 大ヒットミュージカルが問うアメリカ』も受賞した。