NANAROQは、こだまリサーチと共同で、ゲーム型クラウド教育サービス「シンプラZ」と学習管理システム「Moodle(ムードル)」の成績連携に対応するプラグインモジュールを開発した。

NANAROQが提供する「シンプラZ」は、ゲーム感覚でコンプライアンスや情報セキュリティを学ぶクラウド教育サービス。これまでMoodleとの認証連携に対応していたが、成績管理はシンプラZ独自システムによるものだった。

今回、管理者のさらなる利便性向上のため、シンプラZから成績をMoodleへ返信し、学習結果の履歴保持がMoodle上でできる、成績連携のプラグインモジュールをこだまリサーチと共同で開発した。同プラグインモジュールを利用することで、Moodle上でシンプラZの教材設定から成績管理までを実施できるようになる。

今回の発表に先立ち、九州大学が情報セキュリティに関する講義の副教材として同サービスを利用している。さらに、九州大学サイバーセキュリティセンター長の岡村 耕二教授監修のもと、「研究倫理」をテーマにした教材を開発、提供を開始した。正しい研究倫理を身につける契機を与える教材として、どの高等教育機関においても有用な教材だという。

NANAROQは今後、同サービスの市場拡大を目指し、新しいテーマの教材追加やShibboleth対応などによるシームレスな認証連携など、機能向上を目指すとしている。

提供価格(税別)は、プラグインモジュール利用料(初年度)が年額30万円、次年度以降が年額12万円。また、シンプラZ アカデミック版利用料(100ユーザー)が年額6万円となる。