世界で初めてプロ棋士に勝利した将棋AI「PONANZA(ポナンザ)」の開発者としても有名なAIエンジニアの山本一成(31)が、21日に放送されるMBS・TBS系『情熱大陸』(毎週日曜23:00~)に出演する。

将棋AI「PONANZA」の開発者・山本一成

急激な発展を見せるAIの世界で「最強棋士VS.最強将棋AI」と銘打って2012年から行われてきた「将棋電王戦」が今年で幕を閉じる。この最後の闘いにAI側の代表として立つのが、同戦で人間相手に5戦全勝という完全勝利を果たしている将棋AI「PONANZA」の開発者・山本一成だ。

自身も幼い頃からの将棋愛好家でアマチュア5段の腕前。東大工学部の頃から将棋ソフト開発に没頭し、ゲーム開発会社に務めながら独自にその進化に取り組んできた。2013年の第二回「電王戦」で初めて現役棋士を破るという快挙を成し遂げ、その後更に改良し続けた「PONANZA」は今では"モンスター級の強さ"になっていると言う。

「僕らも将棋が大好きで、人生かけてやっている。もうちょっとソフトの側も応援してほしいって気持ちもありますが…」という山本。番組では、日夜開発に明け暮れる若き天才プログラマーの日々に密着するとともに、ソフト開発者たちが一堂に会する「電王戦」の予選、さらには放送前日(20日)に行われる「電王戦」の第2戦、最終決戦までを追う。

一方の将棋界からは、あの羽生善治を予選で破りこちらも"若き天才"と呼ばれる現役のタイトルホルダー・名人の佐藤天彦(29)がプロ棋士のプライドをかけて勝負に挑む。史上最強の「人工知能」と現役最強の「棋士」。一体、果たして最後の勝負はどのような結末を迎えるのか。

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