トヨタ自動車は17日、パシフィコ横浜で5月24~26日に開催される「人とくるまのテクノロジー展 2017 横浜」にて、最新の環境、安全技術や将来に向けた取組み内容を紹介すると発表した。新型「プリウス PHV」に搭載された技術をはじめ、新型エンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステム、将来に向けた取組みなどの展示を予定している。

「人とくるまのテクノロジー展 2017 横浜」トヨタブース外観イメージ

新型「プリウス PHV」の技術展示物は、同車のベアシャシーや従来の駆動用モーターに加え、発電用モーター(ジェネレーター)を駆動にも使う「デュアルモータードライブシステム」、電池容量の拡大によってEV走行距離延長を実現したリチウムイオン電池など。先進安全技術として搭載された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」、路車間・車車間通信を活用した運転支援システム「ITS Connect」、駐車場内での衝突事故被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」も映像やパネルで紹介する。

新型エンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステムでは、トヨタの構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」によって一新した新型「直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジン(Dynamic Force Engine)」、新型「8速・10速オートマチックトランスミッション(Direct Shift-8AT、Direct Shift-10AT)」、FR用の新型高性能「ハイブリッドシステム(マルチステージTHS II)」などを展示する。

将来に向けた取組みでは、持続可能な社会の実現に貢献するためのチャレンジ「トヨタ環境チャレンジ2050」、トヨタが取り組む自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」を映像やパネルで紹介。豊田中央研究所と共同開発している高解像度レーザーレーダー「SPAD LIDAR」の展示、実際に「SPAD LIDAR」で検出した画像をリアルタイムで大型モニターに表示するデモの実施も予定されている。