世界各国の蝶や絵画、こけしなどのコレクションを展示

カメイ美術館

仙台市の総合商社カメイ株式会社の創業90周年を記念して設立された「カメイ美術館」。カメイ社会教育振興財団前理事長・亀井文蔵氏らが個人的に収集したコレクションの一部が展示されています。

個人所有の貴重な展示品は必見

財団設立者のコレクションである蝶、こけし、絵画などの芸術品が展示してあります。開館当時はカメイ記念展示館という名称でしたが、2011年にカメイ美術館へと変わりました。どれもこれも個人の趣味で集めたとは思えない質と量に驚きます。東北の伝統工芸品であるこけしには地域的色合いを強く感じられます。こけし絵つけ体験など、見るだけではなく参加型のイベントもあります。絵画や美術品展示も充実しており、仙台の文化的拠点ともいえそうです。

展示物の中でも蝶のコレクションはレアな標本も

16万もの中から1万4千頭が展示されている、文蔵氏の蝶のコレクションは圧巻です。蝶の翅(はね)だけで描かれた「宇宙賛歌」の幻想的な雰囲気に思わずひきこまれてしまいそう。昆虫好きではなくとも一度は見ておきたい芸術品です。また、日本だけのものと思っていたこけしですが、こけしがルーツとなったといわれている民芸品が世界に存在することも意外な発見。過去の期間展示ではロシアのマトリョーシカやメキシコのこけしなどもあったようです。浅井忠、藤田嗣治など、日本画家の巨匠の絵画の常設展は入れ替えもあるようなので、何度でも足を運びたくなりますね。

世界各国から集められた、珍しい蝶の展示

特筆すべきは、数え切れないほどある希少な蝶の標本が並ぶ展示室。世界希少な蝶がその美しい翅を広げています。オウゴンテングアゲハはベトナムなどの生息地に行ってもなかなか出会えないそうです。個体数自体が少ないアロッティトリバネアゲハなども見ることができます。世界最大のアレキサンダートリバネアゲハは翅だけで20cmほどと大人が手を広げたほど。そして世界で3頭しかない標本メスのアロッティトリバネアゲを所蔵しているのは日本でもここだけです。いずれも実物の色あいを見ることができる、またとない機会です。


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