九州最北端、御鎮座1800年の由緒ある神社

和布刈(めかり)神社

関門海峡沿いにある和布刈神社は、足利尊氏・大内義隆らにより建造されたといわれています。今からおよそ1800年前に創建され、古くは速戸社、隼人明神、早鞆明神とも呼ばれていました。そして関門海峡は壇ノ浦ともいい、壇ノ浦の戦いの舞台、源平合戦最後の地として有名。海際ぎりぎり立つ社殿は、とにかく絶景です。

壇之浦の合戦前夜、平家一門が勝利を祈願したと伝わる九州最北端の神社

「和布刈神社」は、関門橋のすぐ下にある小さな神社。神殿前には細川忠興公が寄進した灯篭があり、近世末まで時の領主である大内氏、毛利氏、細川氏、小笠原氏からの崇敬を集め庇護されていた様子がうかがえます。 旧暦元旦に行われる「和布刈神事」は、奈良時代から続く県指定無形民俗文化財の神事。和布刈とは「ワカメを刈る」という意味で、毎年旧暦の元日、早朝に神職の3名がそれぞれ松明、手桶、鎌を持って海に入り、海岸でワカメを刈り採って、神前に供えます。 ワカメは、何よりも早く芽を出し自然に繁茂するため幸福を招くといわれ、新年の予祝行事として昔から重んじられてきたそう。和布刈神事は、松本清張の小説『時間の習俗』にも登場し、全国的にも知られるようになりました。 壇ノ浦の戦いの舞台となった早鞆(はやとも)の瀬戸は、海峡幅が約650mという狭さ。しかも水深は20mしかなく、潮流は最大10ノットで、大潮時には1.6mにも及ぶ水位差が生じるという航路上の難所。この難所を、1日に大小700隻もの船が行き交うため、汽笛の音も賑やか。この汽笛と潮騒が調和した音は日本の音百選にも選ばれました。神社に参拝し、景色を眺めながら海峡サウンドを聞いてのんびりするのもいいですね。


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