Microsoft、BusinessをITの力で助けるSharePointやOneDrive新機能を続々と投入

16日(現地時間)、Microsoftはオンラインイベント「SharePoint Virtual Summit」で披露したSharePointおよびOneDriveに関する新機能を公式ブログで紹介した。同社は各製品に加わる新機能で「デジタルトランスフォーメーションが加速する」と述べている。

「OneDrive Files On-Demand」

「Build 2017」で発表したOneDrive Files On-Demandは、ローカルストレージを消費せずに、OneDrive/OneDrive for Business/SharePointチームサイト上のファイルを同期し、使用する際にダウンロードする仕組み。Windows 8.1の「プレースホルダー」を復活させた機能だ。MicrosoftはOneDrive Files On-Demandの実装を、Windows 10 Insider Previewの今夏リリースするビルドで行い、今秋リリース予定のWindows 10 Fall Creators Updateで一般提供を開始する。

エクスプローラーおよびmacOSのFinderからファイルを共有

Office 365のファイルをWindows 7/10のエクスプローラー、macOSのFinderから直接共有できる機能が新たに加わる。Microsoftは共有手順を簡素化し、特定のユーザーや組織内外のアクセス権、アクセス期間を付与したリンクの送付を可能にすることで、利便性を向上させる予定だ。実装はOneDrive Finder On-Demandと同じく今夏を予定している。

SharePointチームサイトとOffice 365コンテンツ&サービスの接続

既存のSharePointチームサイトをOffice 365に接続し、会話やカレンダー、プランナーを共有して既存のチームサイト強化が実現可能になる。例えばMicrosoft TeamsのタブにSharePointページ、ニュース記事やチームサイトのホームページなどを追加することで、チーム内で共有する情報量の増加が可能。これら共同作業の経験向上は今年後半を予定している。

PowerAppを利用したカスタムSharePointフォーム作成

カスタムビジネスアプリケーションを構築するMicrosoft PowerAppを使用して、SharePointリストやライブラリのコンテキストでカスタムフォームを作成可能になる。Microsoftの説明によれば、利用者は既存のSharePointフォームでは難しかったデータ作成や表示、操作が行えるという。

SharePointライブラリに認証フローを組み込む

プロセスおよびタスクを自動化するMicrosoft Flowとも連携し、カスタムメッセージを付与した承認フローを送信可能になった。受信者はメールメッセージから承認応答できるため、受信ボックスから離れることなく承認とフィードバックを送信者に返信できる。

SharePointコミュニケーションサイトの強化

SharePointコミュニケーションサイトはWeb/Windows/macOS/モバイル/SharePointアプリケーションに対応し、Microsoftが新たに発表したイントラネットサイト。SharePointチームサイトと競合する部分があるものの、コミュニケーションサイトはグループ全体の幅広い情報共有や、組織全体へのメッセージ発信などを目的としている。基本的なテンプレートやBingマップ、Microsoft Streamチャンネルの動画などをドラッグ&ドラッグでレイアウトすることで、同社は「サイトは数秒で作成できる」と述べている。

Microsoft Graphでコンテンツを迅速に検索

機械学習およびAI(人工知能)を活用したMicrosoft Graphと連携することで、SharePointホームからの検索結果に対して、ビジネスに関連するコンテンツやサイトなど多数の情報が提示される。Microsoft GraphはAPI経由でメールやカレンダー、ドキュメントなど生産性を高めるデータへのアクセスを可能にするサービスだが、SharePoint経由の検索では、人物カードを対象にその相手が関わるコンテンツやプロフィールなどが示される。今後数カ月にわたって検索機能は強化していくという。

Yammerとの連携

YammerをSharePointと連携させ、コミュニティサイトを構築可能になった。Microsoftは組織全体でコンテンツや知識、よい習慣を共有可能になると述べている。

新SharePoint管理者センター

双方向的な使用レポートやメッセージセンターの投稿、サービスの健全性などをダッシュボードから確認し、全体の使用状況や正常性を確認するSharePoint admin centerを2017年第4四半期から実装する。Office 365グループに接続しているサイトを含め、すべてのSharePointサイトの設定を表示/フィルタリング/編集が可能になるという。

阿久津良和(Cactus)

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