ルフトハンザ ドイツ航空とオーストリア航空はこのほど、短・中距離路線での高速インターネット接続サービスの本格運用を開始。欧州内路線の多くの機材で、無制限のネットサーフィンやストリーミングが利用できるようになった。ユーロウィングスのフライトでも、間もなくインターネット接続が利用できるようになるという。

短・中距離路線での高速インターネット接続サービスの本格運用を開始

ルフトハンザが保有するエアバスA320型機19機、オーストリア航空の同31機、ユーロウィングスの同29機について、すでにサービス開始に必要なWi-Fi設備の導入や衛星アンテナの設置を完了。さらに多くの機材についても、改修作業が進められている。

機内インターネット接続は、搭乗者の携帯端末からWi-Fiを通じて、メッセージングサービスのほか、ネットサーフィン、動画ストリーミングなどのサービスを提供。ルフトハンザのフライトでは、「FlyNetメッセージ」(3ユーロ/1フライト)、「FlyNetサーフ」(7ユーロ/1フライト)、「FlyNetストリーム」(12ユーロ/1フライト)の3種類のサービスパッケージから選べるようになっている。

オーストリア航空では、「myAustrian FlyNetメッセージ」「myAustrian FlyNetサーフ」「myAustrian FlyNetストリーム」の名称のもと、同等のサービスを同一料金で提供。支払いには、クレジットカードのほかPaypalなどの決済サービスも利用できる。また、マイルによる支払いやローミングパートナー各社を通じた決済も近日中に対応できるようになるとのこと。

ルフトハンザは2015年6月より、長距離機材全107機にFlyNetを導入。さらに、ユーロウィングスも同年末から、全ての長距離フライトで機内インターネット接続を提供している。グループ会社のスイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)もボーイング777型機の導入に伴い、長距離路線での機内ブロードバンド接続サービス提供を開始。同社では中短距離路線についても、2018年以降の機内インターネット接続サービス開始を計画している。