Microsoftは5月11日(現地時間)に開催した開発者向けカンファレンス「Build 2017」で、Android/iOS用アプリケーションの構築やテスト、デバッグを容易にする「Xamarin Live Player」を発表した。利用にはVisual Studio 2017およびスマートフォンが必要ながらも、数GB(ギガバイト)におよぶSDKやエミュレーターをダウンロードする必要はない。同社はAndroid/iOSのネイティブアプリケーションを数分で作成できると述べている。

Visual Studio 2017とiPhone上のXamarin Live Player

開発者はVisual Studio 2017に表示されたQRコードを、専用アプリケーションでスキャンすることでデバイスとPCをペアリングし、数秒程度で展開されるアプリケーションは再コンパイル&再展開せずに、コード上の変更結果を実機で確認できる。もちろんブレイクポイントの設定なども可能だ。

Visual Studio 2017上でコードを書き換えると、iOS上のアプリケーションも変更が反映される

コードを変更すると再展開が自動的に行われるため、デバイス上のアプリケーションはリアルタイムに更新される。利用にはVisual Studio 2017もしくはVisual Studio 2017 for MacとLive Player用拡張機能、iOS版もしくはAndroid版のXamarin Live Playerが必要。

阿久津良和(Cactus)