歌手の和田アキ子が、俳優・長谷川博己が主演を務めるTBS系日曜劇場『小さな巨人』(毎週日曜21:00~)に、不正渦巻く学園の悪徳理事長役として出演することが11日、明らかになった。同局系『スクールウォーズ2』以来、26年ぶりの民放連続ドラマレギュラー出演となる。

早明学園の理事長・金崎玲子を演じる和田アキ子

和田が登場するのは第6話(5月21日放送)からで、新たな舞台となる学校法人早明学園の理事長・金崎玲子を演じる。早明学園は、グローバル化の名の下に海外から留学生を多く招き入れ、国内の優秀な人材を根こそぎ引き入れているという学園だが、実は元々埋立地であった土地を、何らかの形で安く購入し建てられたと噂されている。和田演じる金崎はそんな不正渦巻く学園の悪徳理事長で、最大の敵として香坂(長谷川)の前に立ちはだかる。

和田は「TBSの日曜劇場は前から続けて見ていますけど、まさか自分が出演することになるとは思ってもいませんでした。しかもタイトルが『小さな巨人』! 私は現実の巨人ですよ(笑)」とコメント。「久しぶりに緊張しながら楽しめるお仕事なので、頑張ります!」と意気込み、「長谷川さんと初めてお会いしましたが素敵な方でした。一緒のシーンも多いので楽しみです。ほかの共演者の方々とお会いするのも楽しみですね」と話している。

なお、早明学園の専務・富永(梅沢富美男)は、元警視庁捜査一課長であり刑事部参事官にまでなった男で、退任後に天下りでこの職に就いた。また、小野田(香川照之)を一課長の座に引き上げた人間であると同時に、捜査一課で勤務していた香坂の父・敦史(木場勝己)を所轄へと異動させた過去を持つ。

香坂は、「早明学園の事務局で経理課長を務めている夫の裕一が失踪したから探して欲しい」と横沢亜美(配役未定)に相談され、捜査のため山田(岡田将生)らと早明学園に出向き、新人警察官時代に世話になった富永と再会を果たすと、そこで理事長の金崎玲子(和田)を紹介される。金崎と富永から失踪事件の聴取をすると「横沢は横領していたが、長年学園の成長を支えてくれた。学園の一大プロジェクトが始まった大事な時期に公にしたくないから示談にする」と言われるのだが、この横沢の失踪騒ぎはのちに日本警察を大きく揺るがす大事件へと発展する。

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