JR東日本は9日、秋葉原駅隣接地に約200室の客室を備えたホテル「ホテルメッツ秋葉原(仮称)」を建設すると発表した。2019年秋の開業をめざす。

「ホテルメッツ秋葉原(仮称)」完成イメージ

「ホテルメッツ秋葉原(仮称)」は、ホテルと店舗が入居する鉄骨造地上9階建てのビルとして、秋葉原駅電気街口前の約1,070平方メートルの敷地に建設。客室はシングル151室、ツイン43室、ダブル2室の計196室の予定。全客室に洗い場付きの浴室を設けるほか、一部の客室には線路を見渡せるビューバスタイプやテラス付ルームなどを設け、宿泊者の多様なニーズに対応する。ホテルロビーにはラウンジを併設し、客室以外でもくつろげる空間を用意。低層階には宿泊者以外も利用できる利便性の高い店舗が入る予定で、レストランなどを計画しているという。建物全体の延べ床面積は約6,600平方メートル。今月から工事に着手する。

JR東日本は同時に、ホテル事業に関して今後は同社エリア内に限らず積極的な新規展開を行うとの方針を発表。現在の43ホテル6,293室から、2020年頃までに約60ホテル1万室超のホテル展開をめざすと表明した。今年度中だけでも、6月にさいたま市と仙台市でそれぞれ157室・282室のホテルを開業させるほか、冬季には浦安市と船橋市で相次いでホテルを開業する予定としている。