字游工房は、游明朝体シリーズのフォント「游明朝体 StdN B」、「游明朝体36ポかな B」の販売を開始する。発売日は6月5日。価格は游明朝体 StdN Bが3万2,400円(税込)、游明朝体36ポかな Bが1万6,200円(税込)。

游明朝体 StdN Bサンプル

游明朝体36ポかな Bサンプル

「游明朝体 StdN B」は"時代小説も組める明朝体"をキーワードに開発された本文用書体游明朝体シリーズのフォント。スタンダードな明朝体ファミリーで、現代的な漢字と伝統的なスタイルを持った仮名の組合せが、このファミリーの大きな特徴となっている。今回発売される「游明朝体 StdN B」は見出し書体に特化した専用のデザインで、繊細で力強く引き締まった漢字と、ベーシックで小振りな仮名の組合せが特徴となっている。装丁、エディトリアルデザインのタイトルなど大きなサイズでの使用に適しているという。同書体のリリースにより、游明朝体シリーズは6ウエイトのラインナップがすべて揃い完成となる。なお、同書体は文字セットをJIS X0213:2004の第一、第二水準に対応させたAdobe-Japan1-3 + StdNでリリースされる。フォントフォーマットはOpenType(CFF)。

また、「游明朝体 StdN B」と組み合わせて使用する「游明朝体36ポかな B」も合わせてリリースされる。「游明朝体36ポかな」は、游明朝体の漢字と合わせて使えるクラシカルな仮名書体で、大正時代に制作された36ポイント(見出し向けサイズ)の金属活字をベースにデザインされている。毛筆の表現をしっかりと活かして書かれた表情豊かな線と、独特のスタイルをもった字形が、この仮名の大きな特徴となっているという。今回リリースされる「游明朝体36ポかな B」は、「游明朝体 StdN B」の漢字と組合せて使用することができ、タイトルや見出しなど、大きなサイズで使うことで、その個性がより一層引き立つということだ。