ソニーは5月8日、同社初のUltra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X800」を発表した。発売は6月24日。価格はオープンで、推定市場価格は45,000円前後。

UBP-X800

UBP-X800は、HDR信号に対応した「Ultra HD Blu-ray」を再生できるBDプレーヤー。Ultra HD Blu-rayのコンテンツを、HDR非対応の4Kテレビやプロジェクターで楽しむために、独自のHDR → SDR変換アルゴリズムを採用している。その際、輝度はテレビに合わせて5段階から選択可能だ。

ハイレゾ音源の再生に対応し、高音質パーツを多数使用。剛性を高めた「FBシャーシ」のほか、独自開発のフィンが付いた「sfヒートシンク」、新開発のディスクドライブを採り入れた。

ディスクトライブ部(左上)、sfヒートシンク(右上)、FBシャーシ(左下)

ハイレゾファイルは11.2MHzまでのDSD、192kHz/24bitまでのFLACやWAVなどに対応。また、CDやMP3などの圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートする「DSEE HX」や、ビデオ信号とオーディオ信号を分けて出力しノイズを低減する「HDMI Video/Audio 分離出力」を利用できる。

無線LANを内蔵、ネットワーク再生が可能。ソニーの「Music Center」アプリから「Wireless Multi-room」を設定し、UBP-X800の音楽をネットワーク内にある複数のスピーカーで再生できる。Bluetooth再生においては、高音質コーデックLDACをサポートしており、対応のワイヤレスヘッドホンなどで高音質再生が楽しめる。

インタフェースは、HDMI出力×2、デジタル音声出力×1 (同軸)、USB×1、有線LAN×1を装備。サイズはW430×H50×D265mm、重量は3.8kg。

クリックして拡大