俳優の木村拓哉(44)、女優の戸田恵梨香(28)、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)らが29日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた映画『無限の住人』の初日舞台あいさつに出席。戸田は司会者からの珍質問をうまく切り返し、木村と海老蔵を感心させる場面があった。

戸田恵梨香

「『無限の住人』の"無限"と"ゴールデンウィーク"に合わせて。無限の休みをもらえたらどのように過ごしたいですか?」

最初にこの質問を振られたのは主演の木村。「無限の休み……」と苦笑いで、「失業ということじゃないですよね?」と確認して笑いを誘う。「ポジティブに考えた無限の休み?」と考えを整理し、「行ってないところもたくさんあると思うので、今まで行ったことがないところに身を置きたい」と答えた。

一方の戸田は「私も海外に行きたいかなぁと思ったんですけど、生きていけなくなっちゃうなぁとか考えて」といい、「木村さんか海老蔵さんの家に居候したら生きていけるなと思って」と説明。木村は「永遠の休みの間、うちに戸田恵梨香がいるんですか? なかなか面白そうですね」「うちが辛くなったら海老蔵家に行って」とまんざらでもない様子。

海老蔵も「部屋ありますから大丈夫ですよ」と受け入れつつ、自身が答える番になると「お金続くんですか? そこですよね」と細かく指摘。「たぶん、戸田さんはそのことを考えた上で居候すると。非常に賢明なジャッジ」と褒めていた。

本作は漫画家・沙村広明氏の同名漫画を原作に、三池崇史監督がメガホンを取った作品。興行収入41億円を記録した『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演に挑む木村が、百人斬りの異名を持つ不死身の侍・万次を演じる。この日は木村、戸田、海老蔵のほか、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、市原隼人(30)、満島真之介(27)、三池崇史監督(56)が出席した。

左から三池崇史監督、市川海老蔵、戸田恵梨香、福士蒼汰、杉咲花、市原隼人、満島真之介