データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」による、4月スタートの春の連続ドラマ初回放送分の満足度が出そろい、視聴率トップのテレビ朝日系『緊急取調室』(天海祐希主演、毎週木曜21:00~)が、こちらでも1位に輝いた。

2017年民放春ドラマ初回満足度ランキング

データニュース社「テレビウォッチャー」調べ。対象作品は、4月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送される地上波民放連続ドラマ。視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区

テレビウォッチャーの調査は、関東1都6県2,400人を対象に実施しているもので、満足度は5点満点で評価。全体の数値傾向から、3.7以上を高満足度と位置づけているが、『緊急取調室』は、それを上回る3.87を記録した。

『緊急取調室』主演の天海祐希

天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、特別取調室で取り調べを行う緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げていく同作は、今回が連ドラ2シーズン目。

自由記述による感想を見ると「待ちに待った新シリーズ! 一瞬たりとも目を離すことなく見入ってしまった。やっぱりこのメンバーは最高。次回が凄く楽しみ」(58歳女性)、「安定の天海祐希さんと、脇を固める俳優陣、今回は三田佳子さんも好演されていました、面白かったです」(44歳男性)と、おなじみのメンバーに安心感を持って楽しんでいるようだ。

2位は、濱田岳主演『釣りバカ日誌Season2 新米社員浜崎伝助』(テレビ東京系、毎週金曜20:00~)で、惜しくも1位と0.01差でランクイン。こちらも連ドラ2シーズン目の作品で、「楽しみに待っていました。相変わらずコンビトークいいですね」(61歳女性)、「今回も面白くて見応えがある」(31歳男性)と、期待を裏切らない展開が、高い支持につながった。

そして3位は、小栗旬主演『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)。「久々にテンポが良く痛快なドラマでした。小栗旬と西島秀俊とかっこいいです」(56歳男性)、「アクションがすごくて迫力があってカッコ良かった」(22歳女性)と、幅広い世代から満足の声があがった。

一方、前クールの冬ドラマの全話平均満足度で、ワースト3を独占してしまったフジテレビ制作ドラマだが、今クールの初回でも下位を占める結果に。

13位の『貴族探偵』(毎週月曜21:00~)は、看板枠"月9"の30周年作品として豪華キャストをそろえたものの、「主役が登場するのが遅くてまだかなーと何度も思ってしまった」(37歳女性)、「相葉くんが主演だが、出番が少なく存在感も薄かったので、武井咲さんのほうが主演っぽかった」(44歳女性)など、主演の嵐・相葉雅紀の出番が少ないことへの不満や、演技面での注文が目立った。

『釣りバカ日誌Season2 新米社員浜崎伝助』の出演陣(左から 広瀬アリス、濱田岳、西田敏行、吹越満)

『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』の出演陣(左から 野間口徹、田中哲司、小栗旬、西島秀俊、新木優子、長塚京三)

●「テレビウォッチャー」調査概要
・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)
・サンプル数:関東1都6県、男性1,200+女性1,200=計2,400 ※回収数は毎日変動
・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各400サンプル
・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを同じアンケートモニターへ配信、データを回収するウェブ調査
・主な調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
※速報値のため、今後変動する場合あり