日立システムズは4月27日、政府が主導する「子育てワンストップサービス」に対応した「マイナポータル対応LGWAN-ASPサービス」を、12月から自治体向けに提供開始すると発表した。

「子育てワンストップサービス」は、子育て分野のうち、通常、自治体窓口において書類で申請している「児童手当」「保育」「母子保健」「ひとり親支援」の手続きを、政府が中心となり運営するオンラインサービス「マイナポータル」からマイナンバーカードを活用し、申請できるようにするもの。

今回同社が提供する「マイナポータル対応LGWAN-ASPサービス」は、マイナンバーカードを活用し、今後利用拡大が期待される「マイナポータル」と各自治体の行政システムを、セキュアな総合行政ネットワーク「LGWAN」を介して接続し、マイナポータルから住民が申請した申請書データの受け渡しをサポートする。また、自治体で受け取った申請ごとに、マイナンバーカードの電子署名を確認し、マイナンバーカードの真正性や本人確認も対応するという。

サービスイメージ図

これにより、住民はマイナンバーカードを活用し、窓口へ行かずに「児童手当」「保育」「母子保健」「ひとり親支援」の手続きをセキュアなオンライン環境を通じて申請できるようになり、窓口で対応していた自治体職員の事務工数も削減が見込めるという。