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シリコンスタジオは、C#で開発できるオープンソースの次世代型ゲームエンジン「Xenko」を25日にリリースした。

同社は日本SGIの関連会社として2000年1月1日設立、リアルタイムグラフィックス技術を中核としたゲーム開発、映像制作、モバイル、組込機器向けのミドルウェアとグラフィックス技術の最先端でビジネスを行う。

CGに特化したリアルタイムレンダリングエンジン「Mizuchi」、国産オールインワンゲームエンジン「OROCHI」、ハイクオリティな次世代レンズエフェクトミドルウェア「YEBIS」などその技術は、進化する美しいゲームや映像に利用されている。

25日、同社はC#で開発できるオープンオースの次世代型ゲームエンジン「Xenko」をリリース。小規模スタジオや個人がXenko Personalは無料、中小規模のスタジオを対象とした「Xenko Pro」は月額75ドル、大規模スタジオ向けの「Xenko Pro Plus」が月額150ドルのライセンスプランも発表している。なお、7月31日までは、「Xenko Pro」が無料で利用できるなどの「ウェルカムキャンペーン」も実施する。

今回のリリースにはVR開発をサポートする機能が数多く搭載されており、VulkanやDirectX 12など最新のグラフィックスAPIや物理ベースレンダリングをサポート。XenkoのエンジンとなるC#コードはGitHubにオープンソースとして公開されている。同社は"すべてのゲーム開発者に、より早くより自由にゲームを作れる環境を提供したい"という開発チームの想いを軸に、インディーデベロッパーから大手ゲーム開発会社にいたるニーズに対応できるよう設計しており、今後は最先端の「レンダリングパイプラインエディター」や「ビジュアルスクリプトシステム」なども搭載していくとしている。

Windows上でのXenko GameStudio起動画面

美しい3DCGでゲーム開発が可能になる(同社資料より)

シーンストリーミング管理、パイプラインレンダリングエディターやライトプローブなどが加わるほか、バイノーラルオーディオ、単一パスのレンダリング、ワンクリックVR設定、マルチサンプリングアンチエイリアス(MSAA)などVR開発がサポート(同社資料より)