アクティブコアは25日、マーケティングクラウドソリューション「activecore marketing cloud」(アクティブコア マーケティングクラウド)」において新機能を開発した。同機能により、機械学習・ディープラーニングの技術を活用し、購買が見込まれる顧客を予測、自動抽出しセグメントを行える。提供開始は2017年5月を予定している。

activecore marketing cloudは、顧客行動データの収集・分析から、一人ひとりにパーソナライズされたアプローチまで、マーケティングに関わる機能を1つに統合したマーケティングプラットフォーム。これまで、AI(人工知能)技術である機械学習やディープラーニングを活用し、個々にあわせた高精度のレコメンド自動表示や、メール配信時間の最適化など、顧客へのアプローチ機能を強化してきた。

これまで顧客を抽出しセグメントを作成する場合、マーケティング担当者が購買につながるターゲット顧客を選び出すため、例えば「購入してから30日経過している人」など、抽出条件を手動で設定してた。

今回の新機能では、機械学習・ディープラーニングの技術により、自動的に購買につながる特徴を学習し、購買しそうな顧客をセグメントとして抽出することが可能となった。

自動セグメント作成においては、まず購入履歴や利用頻度、性別や年代などの属性情報、Web行動履歴などのデータから、購買につながる特徴を自動学習し、学習モデルを作成。そのモデルを用い、購入確率が高いと予測される顧客をセグメントとして自動で抽出する。また、選ばれた顧客に対し、レコメンドやメールといった適切なアクションを最適なチャネルを用いながら、マーケティングオートメーションで自動実行する。

これにより顧客の購買意欲を促進し購買率を向上させるだけでなく、より収益を生み出す顧客へのアプローチが効率的に実現しやすくなる。同時に、マーケティング担当者がこれまで行ってきたセグメント作成の煩雑な作業は、自動抽出が実現することで不要になる。これにより、マーケティング担当者は単純作業や繰り返し作業が削減され、業務の負荷軽減が期待できる。