デルは4月24日、タスクワーカーおよびベーシックなナレッジワーカー向けのシンクライアント「Dell Wyse 3040(以下、Wyse 3040)」の提供を開始した。新製品は、Citrix、Microsoft、VMwareの仮想ワークスペース環境との互換性を持ち、、豊富な接続オプションとWyse ThinOSまたはThinLinuxオペレーティングシステム(OS)のオプションを備えたエントリーレベルIntel x86ベースのクアッドコアシンクライアントとなる。参考価格(税別)は3万4000円~。

「Dell Wyse 3040」の利用イメージ

新製品は、重量0.24kg(構成および製造のばらつきによって異なる)で薄型であり、Intel Atom X5 1.44GHzクアッドコア・プロセッサを搭載したエントリーレベルのシンクライアントのため、最大2GBのDDR3 RAMと8GBのフラッシュをサポートし、マルチメディア用途やローカルアプリケーション・アクティビティに適するほか、モニタの背面に取り付けられる小型筐体は、整然としたワークスペースを実現するとしている。

さらに、OSのオプションはWyse ThinOSソフトウェアが付属。6月からは、Wyse ThinLinuxを選択することもでき、シンクライアント環境向けに堅牢化、最適化した、SUSE Linuxベースのシンクライアント向けのソフトウェアとなる。

加えて、2560x1600の解像度をサポートする2つのディスプレイポート、有線/無線802.11acオプション、4つのUSBポート(うち1つは高速接続のUSB3.0)を搭載。

そのほか、オンプレミスまたはオフプレミスでホスト可能な統合管理スイート製品とクラウドサービスとして自動管理を利用するオプションを提供し、数万台のデバイスへの拡張に対応する。Wyse Device ManagerおよびWyse Cloud Client Managerは、単一の直感的なインタフェースを通じた初期設定の自動化、シンクライアントの構成、管理機能を提供するという。