キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は4月21日、法務戦略活動を支援する契約業務管理システム「GripManager(グリップマネージャー)」を2017年6月上旬より販売開始すると発表した。

昨今のビジネス環境において、契約に関する重要度は増加してきている。そのため、法務部門の充実や拡大を図る企業も増えてきているが、契約関連業務の膨大なデータの管理や、法務部門と現場部門との頻繁なやり取りなど業務も煩雑化してきている。

これらの課題に対して、数多くのシーンで発生する契約書を契約申請から締結にいたるまでの現場担当者と法務部門・知財部門とのやりとりをワンストップで効率的に管理できる、契約業務管理システム「GripManager」を開発。また、契約更新期限の自動メール通知機能など、ガバナンスの効いた契約管理も実現する。

GripManagerは、現在提供している特許管理システム「PatentManager」をベースとした製品で、従来からある使いやすいテンプレート機能はそのままにユーザーインタフェースを一新した。また、オープンソースを活用したデータベースを採用したため、従来に比べて低価格での導入も実現できる。

スムーズな導入ときめ細かい管理機能

管理画面では、契約管理に必要なメニューを幅広く用意しているため、導入当初から業務に即して入力できる。特許管理システム「PatentManager」で評価の高いプロセス管理、進捗管理、期限管理の各機能を搭載し、契約業務のきめ細かい管理を実現する。

契約のプロセス管理

契約管理では、締結前の進捗管理や締結後の更新など業務プロセスの管理が必要となる。現場部門と法務部門のステータス確認やメール配信による更新期限を管理する機能により、契約の更新漏れなどを抑止することが可能だ。

提供価格は、税別225万円。