クオントは4月19日、リスティング広告の出稿管理を自動化する「Qソリューション リスティングオートメーション」を開発し、日本最大のEC自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」を提供するHameeとの業務提携したと発表。これにより、同社プラットフォームを利用する1万9320店のネットショップに対して「ネクストエンジンADS」を提供する。

2017年度のグローバルにおけるインターネット広告費は、テレビ広告費を上回るとの見通しが公表され、ますますデジタルマーケティングへの取り組みが加速しているという。なかでも運用型広告費は、インターネット広告費の約7割を占め、前年対比118%という成長分野になっている。

一方で、運用型広告は煩雑で大量の運用業務が発生するため、これら業務を外部業者にアウトソーシングするケースが多く、結果的に一定金額以上の利用となってしまい、低額出稿ニーズを抱える中小企業の利用が広がりにくい状況があった。

これらを解決するために、EC自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」によって多くのEC事業者の業務自動化を行っているHameeと、マーケティングテクノロジーとクラウドソーシングの融合によりデジタルマーケティング支援を行っているクオントは、業務提携のもとリスティング広告の出稿管理業務の自動化サービス「ネクストエンジンADS」を提供する。

これによりEC事業者は、低額からリスティング広告運用の煩雑な業務のすべてをアウトソーシングすることが可能になり、より効率的な店舗運営を行えるようになる。

今後、クオントとHameeは「ネクストエンジン」に登録されている商品在庫データとリスティングオートメーションを連携したデータフィードサービスなど、マーケティング業務自動化のサービス開発を通してEC事業者の業務効率を高める取り組みを行っていく。