Google Chromeチームは4月17日(米国時間)、「Chrome: secure by default, for everyone」において、Google Chromeのセキュリティへの取り組みの内容とその効果を伝えた。これまで350万米ドルをセキュリティ強化の目的でセキュリティ研究者らに報奨金として支払ってきたほか、月に2億5000万回は危険性の高いサイトであることをユーザーに警告しているなど、セキュリティを確保する取り組みを実施していると説明した。

Webブラウザはインターネットを利用する上で中核を担うアプリケーションの1つになっている。Google Chromeはデスクトップ向けとしてもスマートフォン/タブレットデバイス向けとしても最も多いシェアを確保しており、セキュリティの強化に積極的に取り組んでいる。例えば、Google Chromeで危険なWebページを開こうとした場合、全画面に以下のような警告を表示する取り組みが行われている。

Google Chromeで危険なWebページを開こうとすると警告が表示される

Google Chromeが普及したことにより、これまでInternet Explorerなどを標的とした攻撃が通用しなくなったことなどを指摘するセキュリティファームも存在している。

Googleは、同社がGoogle Chromeで取り組んでいるセキュリティ機能などについてさらに知りたい場合はChrome Browser Security - Chrome for Businessesをチェックするほか、更新される情報を得るためにGoogle Security Blogなどを確認するように呼びかけている。