明朝体でもゴシック体でもない第3のフォント「TPスカイ」発売

タイププロジェクトは17日、スクリーン上での表示を重視したサンセリフフォント「TPスカイ」を発表、同日より販売を開始した。

サンセリフフォント「TPスカイ」は、文字の太さ(ウエイト)だけでなく抑揚(コントラスト)のバリエーションを展開する新書体だ

「TPスカイ」は、サンセリフ体のストロークに抑揚を与え、単線では表現できない楷書的な筆勢を取り入れた書体。アウトラインの滑らかさに重点を置き、簡潔な文字描画によってフォントデータの軽量化をはかることで、明快な文字表現で表示適性を高めたという。書体名にあるように、澄み渡った広大な空をコンセプトとしている。

同書体は、5つのウエイト(エクストラライト、ライト、レギュラー、ミディアム、ボールド)展開に加えて、判読性の向上を目的とした3つのコントラスト(ハイ、ミドル、ロー)を備えている。ハイコントラストは、明朝体のニュアンスを残しながらもより簡潔で透明感のあるフォントとなっており、ミドルコントラストは、可読性の高さと勢いのあるストロークの抑揚を持つ。ローコントラストは最も抑揚が少なく、いわゆるゴシック体に近いもので、文字の黒さをそろえることで読字の安定性を高ているため、フラットでプレーンなUIに最適としている。

タイププロジェクトの代表取締役・鈴木功氏は、「媒体が紙からスクリーンへと変わり、数百年続いた第一書体の座が明朝体からゴシック体に移りました。スクリーン上の出来事とはいえ、この現象は非常にラディカルなものといえます。私たちは、明朝体・ゴシック体に続く『第三の書体』として、TPスカイを開発しました。スクリーン用途で重視されるフォントの機能的な課題と、簡潔明瞭なフォントが好まれている時代の審美的な要求に応えることができると自負しています」と語っている。

なお価格は、1種類から購入可能な1ウエイト スタンダード(StdN)ダウンロード版が2万360円、5ウエイトセット スタンダード(StdN)(EL/L/R/M/B)のダウンロード版が9万1,700円、CD-ROM版が9万4,700円。すべてのウエイト・コントラストを収録した15フォントセット スタンダード(StdN)(3コントラスト x 5ウエイト)がダウンロード版は25万6,000円、CD-ROM版は26万5,000円(いずれも税込)。

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