米Googleは4月12日 (現地時間)、スマートフォンを用いたVRプラットフォーム「Google Cardboard」においてChromeのWebVR機能を利用できるようにし、またWebVR対応のVRコンテンツのショーケース・サイトとなる「WebVR Experiments」を公開した。

WebVRは、Webブラウザを通じたVR体験を実現する。Googleは昨年にChromeでのWebVR APIサポートを推し進め、今年2月にVRプラットフォーム「Daydream」で、対応スマートフォンのChromeでWebVRを利用できるようにした。Daydream対応のスマートフォンはAndroidのみだが、Cardboardでも利用できるようになったことでiPhoneでもWebVRを体験できる。ただし、AndoridのChromeに比べると動作が重くなるそうだ。

段ボール紙でVRヘッドセットを自作できる「Google Cardboard」

WebVR Experimentsは、様々なWebVR対応のコンテンツを一カ所で体験できるショーケース・サイトだ。1人または対戦で遊べるピンポン「Konterball」、地名を言ったらその場所に移動する「Speak to Go」、VRの外にいる人の説明を聞いてVR内でロボットを探す「Spot-the-Bot」など、12日時点でギャラリーにおいて12のプログラムを体験できる。また開発者がリソースやオープンソースコードにアクセスできるコミュニティ・サイトでもあり、ギャラリーで作品を公開したい開発者からの申し込みも受け付けている。

「Konterball」

「Spot-the-Bot」