ヤマダ電機とベスト電器は4月12日、同日開催の両社の取締役会において、ヤマダ電機を株式交換完全親会社とし、ベスト電器を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、両社の間で株式交換契約を締結したことを発表した。

この株式交換は、株主総会の承認を必要としない簡易株式交換の手続きにより、またベスト電器においては、5月25日に開催予定のベスト電器の定時株主総会における承認を受けた上で、7月1日を効力発生日として行う予定。

効力発生日に先立ち、ベスト電器の普通株式は、東京証券取引所及び証券会員制法人福岡証券取引所において、6月28日付で上場廃止(最終売買日は6月27日)となる予定。

ヤマダ電機は、1973年に個人電気店として創業して以来、家電専門小売業として成長。現在、日本最大の家電量販店として唯一全都道府県に店舗を展開している。一方、ベスト電器は、1956年に家庭用電気製品の販売を開始して以来、家電量販店事業を中核事業として展開。九州地区に強固な基盤を築き、フランチャイズを含め全国に店舗を展開し、東南アジアを中心に積極的な海外展開を行ってきた。